| Kraken Japan

ビットコインマイナーの楽観ムード 急速に後退【クラーケン・インテリジェンス】

マクロ経済的な情勢からビットコインの先行きに不透明感が漂う中、ビットコインのマイナーが慎重になっていることがオンチェーン分析から明らかになった。

[NEW!] LINE始めました!フォローをお願いします
Twitter始めました!フォローお願いします

オンチェーン分析とは、ブロックチェーン上の取引データを分析してトレードに活かす仮想通貨ならではの手法。今回はマイナーの動向を示す「プエル・マルチプル( Puell Multiple)」から、マイニング報酬として絶えず現物のビットコインを獲得するマイナーが、ビットコインの売り時がいつと考えているか考察する。

プエル・マルチプルは、一日あたりのマイナーの売上高を、一日あたりのマイナーの売上高の365日移動平均で割った値だ。


プエル・マルチプルが0.5を下回ると、歴史的にビットコインが底値をつけてマイニングの利益率が持続的でないほど低水準まで落ち込んだことを意味する。対照的に3を上回れば、歴史的にはマーケットのサイクルの頂点と時期が一致しており、利益確定の絶好のタイミングと解釈できる。

(出典:Kraken Intelligence「ビットコインのプエル・マルチプル(紫)と価格(黒)」)

2月、プエル・マルチプルは一時36%上昇し0.95をつけた。1月には6ヵ月ぶりの低水準となる0.7までさがっていただけに、マイナーの心理が改善したことを示した。マーケットの展望は明るくビットコインを売らずに保有し続けようと考えたマイナーが多かったことを示唆している。

しかし、2月後半にかけて24%低下し結局0.72で終えた。マイナーの楽観ムードが後退したことを示唆している。

[NEW!] LINE始めました!フォローをお願いします
Twitter始めました!フォローお願いします

【ご注意事項】

  • 本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産取引の勧誘を目的としたものではありません。
  • 本資料は、本資料作成時点でKrakenグループ及びPayward Asia株式会社(以下合わせて「Kraken 」といいます)が信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
  • 本資料の情報によって生じたいかなる損害についても、Krakenは一切の責任を負いません。
  • Krakenが、これらの暗号資産の価値を保証したり、推奨するものではありません。暗号資産は、必ずしも裏付けとなる資産を持つものではありません。
  • Kraken Japan(Payward Asia株式会社)では、BTC、ETH、XRP、LTC及びBCH以外の暗号資産の本邦における取扱いはございません。