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ビットコイン 6万ドルへの条件【クラーケン・インテリジェンス】

ほぼ1ヵ月ぶりにビットコインは5万ドルを回復した。ビットコインが主導する形で仮想通貨市場全体は過去24時間で3.5%上昇。3日続伸となった。
ビットコインが軽く5万ドルを越えたことで、10月に対する市場参加者の期待が高まっているようだ。過去最悪のパフォーマンスで悪名高い9月が終わった今、「Uptober」とも言われる10月、そして年末ラリーが期待できる第4四半期に突入した。歴史的に第4四半期は平均で120%近いプラスを記録している。

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過去1週間でみるとビットコインが24%上昇したのに対してアルトコインは18%のプラスでとどまっている。歴史的にビットコインが上昇した後でアルトコインが上がるという順番なので、年内にアルトコインの更なるラリーがみられるかもしれない。
ビットコインについて、市場はどのくらい強気なのだろうか?ビットコイン先物の建玉と資金調達率(funding rate)をみてみよう。

(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「ビットコイン先物の建玉と資金調達率」)
建玉とは、先物取引で未決済のまま残っている約定のことである。建玉の増加は新たな先物契約が増えて先物市場にマネーが流入していることを意味する。
グラフの通り、ビットコイン価格とは対照的に建玉は増えていない。つまり、ビットコインが上昇しているにもかかわらず、新たにロングポジション(買いポジション)を増やす市場参加者が増えていないことを意味する。
また、資金調達率もかろうじてポジティブの水準にある状態だ。
資金調達率は、ロングポジションの利用者とショートポジションの利用者との間で授受される手数料率で、これにより、先物価格を原資産のインデックス価格付近で安定させる効果が期待できる。
資金調達率がかろうじてポジティブな水準にあるということは、ロングポジション利用者がショートポジション利用者に払う手数料がごく僅かであることを意味する。
ビットコインが6万ドルを目指すためには、上記2つのような指標が上向いてこないといけないだろう。

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