強気相場終焉か2013年の再来か…ビットコインの気がかりな指標 【クラーケン・インテリジェンス】
ビットコイン強気サイクルの天井はどこか?クラーケン・インテリジェンスは、毎週、10個のチャートを更新して歴史的な相場の天井と現在地の距離感を定点観測している。 1週間前とあまり変わらない水準で取引しているビットコイン。気がかりなのは「ビットコイン強気相場 週間サポート」だ。現在のビットコインは3週連続で強気相場サポートを下回っており、強気相場が終わったのではないかと懸念する市場関係者も少なくないだろう。ただ、一旦サポートを下回って上昇トレンドを再開した2013年の強気相場との類似点にも注目が集まっている。 ①イーサリアム対数回帰レインボー イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析し、レジスタンスとサポートを測る指標。どの地点から測るかによってレジスタンスとサポートの水準は異なる。 (出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「イーサリアム対数回帰レインボー」) 例えば、2018年1月につけた過去最高値に沿った対数回帰の線(Band8)を辿ると、今回のサイクルの天井は1万6473ドル付近になることが分かる。 執筆時点のイーサリアム価格は2712ドル。Band4(1708ドル)とBand5(2933ドル)の間にある。イーサリアムは次のレジスタンスであるBand5を突破するには、8%上昇する必要がある。 ②ホドル・ウェーブ(少なくとも過去1年間移動しなかったビットコインの割合) 少なくとも過去1年間移動しなかったビットコインの供給量全体に対する割合は54.18%で、急落後にもかかわらず先週とほぼ同じ水準だった。2020年9月に記録した現サイクルの頂点である63.4%から9.2ポイントのマイナスとなった。 (出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「ホドル・ウェーブ」) 歴史的に、ビットコイン価格が上昇するに従い、ホドルウェーブが下がる傾向がある。 2013年、ビットコインのホドルウェーブが当時のサイクルの頂点である48.2%に到達した時、ビットコイン価格は20.4ドル。ビットコインが11月30日に当時の最高価格である1158ドルに到達した時にホドルウェーブは38.8%まで下がった。 当時のサイクルでは、価格が5580%上昇する一方でホドルウェーブは9.4ポイント下がったことになる。 ③「ビットコイン強気相場 週間サポート」 ビットコインは、歴史的に20週指数平滑移動平均線(EMA)と21週移動平均線(SMA)がサポートとして機能してきた。ビットコイン価格は2つの平均線をサポートに反発して新たな上昇トレンドを作る傾向がある。もし価格が双方の移動平均線を下回る時、強気相場の終わりを示している可能性が高い。 (出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「ビットコイン強気相場 週間サポート」) ビットコイン価格3万5650ドル時点で、20週EMAと21週SMAはそれぞれ4万3224ドル、4万7889ドルに位置している。 仮に20週EMAまで上昇すると21.2%のプラス、21週SMAまで上昇すると34.4%のプラスになる。 ビットコイン価格は2つの強気相場サポートを3週連続で下回っている。歴史が繰り返すとすれば、弱気相場を脱するためにビットコイン価格は双方のサポートを上回らなければならないだろう。 2つのサポートを同時に下回るのは、2020年4月以来で初めて。従来、2つのサポートを下回ることは強気相場の終えんと考えられてきた。 しかし、全ての強気相場が同じように動くわけではない。例えば2013年、ビットコインは2ヵ月近くサポートを下回って推移した後、上昇相場を再開した。 ④グーグル検索とビットコイン 現在のビットコインのグーグルトレンドスコアは48で、先月の64から低下した。 (出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily 「グーグル検索とビットコイン」) このスコアは、世界の「Bitcoin」グーグル検索数を価格と比較して算出したもので、上昇すれば価格が高値に近いことを示唆している。 過去最高は2017年12月に記録した100だ。 ⑤ビットコイン対数成長曲線 2011年1月からのビットコイン価格の推移において、レジスタンス(天井)とサポート(底)を繋げた成長曲線を引いた。赤い対数の線を超えたら「買われすぎ」、緑の対数の線を下回ったら「売られすぎ」と考えられる。 (出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「ビットコイン対数成長曲線」) 現在のビットコイン”買われ過ぎ”の水準は8万5753ドルから11万2145ドルで、現在の価格と比較して141%〜215%の乖離がある。一方、ビットコイン”売られ過ぎ”の水準は1万7827ドルから2万3314ドルで現在の価格と比較して35〜50%の乖離がある。 ビットコインが今後も上記の成長カーブ通りに動くという保証はどこにもないが、この成長曲線はビットコイン市場が強気相場にいるのか、弱気相場にいるのかを知る上で参考になるだろう。 ⑥ビットコインの月間ボリンジャーバンド(上位)とRSI ボリンジャーバンドは、ボラティリティの大きさから「買われすぎ」か「売られすぎ」の水準を測る指標として使われる。上位のバンドを超えれば「買われすぎ」、そうでなければ「売られすぎ」と考えられる。一般的に20日間移動平均から標準偏差±2が上位と下位のバンドを示すが、我々は20ヵ月間移動平均から標準偏差+4.5を上位バンドとして捉える。 RSI(相対力指数)は、相場の勢い(Momentum)を図る指標として有名だ。30を下回れば「売られすぎ」を示し、70を超えれば「買われすぎ」を示す。我々は歴史的な関連性の高さから、14ヵ月RSIに注目する。 (出典:Kraken Intelligence’s … Continue reading 強気相場終焉か2013年の再来か…ビットコインの気がかりな指標 【クラーケン・インテリジェンス】
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