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ビットコイン まだアウトじゃない理由【クラーケン・インテリジェンス】

8月3日(UTC)は比較的静かな相場展開だったが、米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長に関するヘッドラインが一部の投資家の肝を冷やしたようだ。ゲンスラー委員長は、ほとんどの仮想通貨とICOトークンが米国の証券法に違反している可能性があり、価格操作のリスクにさらされていると発言。次のように続けた。

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現在の仮想通貨市場では多くのトークンが未登録の証券である可能性があり、必要な情報開示や市場監視を行っていない」

しかし、ゲンスラー氏の発言全てが弱気材料と解釈されるべきではない。例えば、ビットコインETFに関する方針について同氏はヒントを与えた。
また、ゲンスラー氏の発言は解釈の余地が大きく、実際にSECがどのような行動を起こすかは不透明だ。それゆえ、仮想通貨市場は全体として同氏の発言に無反応だった。以下のグラフが示すように、同氏による発言が報じられた後もビットコインは横ばいだった。

(Kraken’s OTC Daily「ビットコイン/米ドル(1時間足)」)
同氏の発言をビットコインの下げ要因と捉えた大手メディアもあったようだが・・・。

まだアウトじゃない理由

ビットコインは再び4万ドルを下回り、3万8000ドル付近を推移している。ただ、悲観するのは時期尚早だ。ビットコインは「ダウン」したが「アウト」ではない。下を見れば、3万ドルまでに複数のサポート要因が存在していることがわかる。

(Kraken’s OTC Daily「ビットコイン/米ドル(1日)」)
まず、3万6000ドルのサポートと50日間単純移動平均(SMA)が控えている。また、4万ドルからの下落によって14日RSI(相対力指数)が「買われすぎ」から再び「中立」の領域に戻った。そして、2ヵ月間続く3万ドル〜4万2000ドルのレンジ相場内での一時的な動きとみることができる。
もちろん再びビットコインが3万ドルに迫ることはあるだろう。以前のレジスタンスだった3万6000ドルと50日間単純移動平均がサポートに変わったと強気派が証明できなければ、強気派の夢は打ち砕かれることになるかもしれない。
今のところ、強気派がやらなければいけないことは4万2000ドルのレジスタンス、200日間単純移動平均(SMA)を突破することだろう。可能性はあるが、簡単な作業ではない。

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