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仮想通貨業界 泣きっ面に蜂?【クラーケン・インテリジェンス】

まだ火曜日を終えたばかりだが、今週は仮想通貨業界の未成熟さを示すニュースが続出している。

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まずは、昨日、米小売大手ウォルマートがライトコイン (LTC)を支払い手段として受け入れるというフェイクニュースが流れた。ライトコイン財団の公式ツイッターも偽のプレスリリースをツイートしてしまったこともあり、ライトコインは40%以上急騰。4ヵ月ぶりの高値をつけた。その後、ウォルマートがニュースを否定し、ライトコインは高騰前の水準に戻った。
LTCフェイクニュース騒動の後、仮想通貨取引所FTXがハッキングされたという噂がツイッター上で流れ始めた。「4万5000BTCがミキシング(取引データを複数混ぜ合わせることによって出所や保有者の身元を隠す手法)されておりFTXがハッキングされたことを示しているのではないか」という投稿が匿名サイト4チャンネルに出現したことがきっかけだった。しかし、こちらもフェイクニュース。FTX創業者のサム・バンクマンフリード氏は、ブロックチェーン上で同社のビットコインが何故そのような動きをしていたのか説明した
(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「主要仮想通貨25種の推移(過去24時間)」)
そして今日、「イーサリアムキラー」と呼ばれる仮想通貨ソラナ(SOL)が技術的な問題で取引ブロックの生成を停止した。それだけでなく、イーサリアムのレイヤー2ソリューションであるArbitrumが停止。一時は復旧したがまた停止する事態が発生した。
さらに、本家のイーサリアムのブロックチェーンに対してリオルグ(ブロックの再編成)攻撃が仕掛けられた。騙されて偽のブロックチェーン作りに参加してしまったノード(ネットワークに参加するコンピューター)もあったが、現在、問題なく正当なブロックチェーンがしっかりと機能している。

仮想通貨業界は泣きっ面に蜂といった状況だろうか。フェイクニュースやシステムの不具合が相次いでおり、業界の未成熟な部分が露呈したといえる。ただ、ソラナ創設者のAnatoly Yakovenko氏が言うように「新しいOSやデータベースを構築するには10年の月日がかかる」。ビットコインが誕生してまもなく13年になるが、イーサリアムを始めその他のプロジェクトはここ数年で始まったものばかりだ。成熟するまでに上記のようなゴタゴタは起こりうると考えた方がよいかもしれない。

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