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ビットコインETF 「現物」の方は?【クラーケン】

米国初のビットコイン先物ETFの初日取引を受けて、ビットコインは米ドル建ての過去最高値更新に向けて推移している。

米資産運用会社ProSharesが申請したビットコイン先物ETFは、10月19日にニューヨーク証券取引所のArcaに上場。初日の取引高は10億ドルを突破し、ETF史上でも過去最高レベルの滑り出しとなった。

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ビットコインのマーケットを見てみると、足元で長期保有者が増加しており市場に出回るビットコインの供給量が減少。何かのきっかけで上振れしやすい展開だった。そうした中で、今週、ビットコイン先物ETFの承認というニュースが飛び込んできた。

(出典:Kraken Intelligence, Glassnode「古いコイン(赤)と若いコイン(青)」)

「古いコイン(Old coins)」は、6ヵ月〜5年動いていないコイン。歴史的に弱気相場での蓄積を狙う長期保有者が多い。長期保有して、強気相場が頂点に到達したと考えるときに売ろうとする傾向がある。

一方、「若いコイン(Young coins)」は、0〜6ヵ月動いていないコイン。若いコイン(0〜6ヵ月):トレーダーやビットコインを支払い手段として使う短期保有者が多い。

直近では「古いコイン」の割合が増えてきているのが分かる。

気になるビットコイン「現物」ETFは?

先物ETFに続いて、ビットコイン「現物」ETFもSECは承認するのだろうか?11月中旬にはVaneckが申請したビットコイン現物のETFに対してSECが可否判断を下すと見込まれている。

クラーケンの子会社で仮想通貨指数の算出を手がけるCFベンチマークスのスイ・チャンCEOは、「ビットコイン先物ETF承認は、ビットコイン現物の承認に対してあまり大きな影響を与えない」とみている。

「両者とも究極的には同じ資産が裏付けとなっているが、ビットコイン先物ETFはビットコイン現物ETFとはかなり異なるプロダクトとなっている。前者の裏付け資産であるビットコイン先物の契約はCFTCに規制されている一方、後者の裏付け資産は現在どのキャピタルマーケットの規制も受けていない」

チャンCEOは、ビットコイン先物ETF開始は「業界全体にとっての大きな分水嶺ではある」としつつも、現物のETF承認をSECが真剣に検討するまでには、市場の成熟度などまだ多くの課題があると指摘。「ビットコイン先物ETFは、ほんの最初の一歩」と述べた。

CFベンチマークスは、ビットコイン先物取引を上場しているCMEが参照する指数(BRR)を提供している。また、現在ビットコイン「現物」ETFを申請しているWisdomTree Bitcoin Trustなど数社がCFベンチマークスの指数を参照したETFを申請している。

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