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ビットコイン 重要な週間サポート2つを下回る【クラーケン・インテリジェンス】

クラーケン・インテリジェンスは、毎週、仮想通貨チャートを更新して、歴史から見た相場の天井もしくは底と、現在価格との距離を定点観測している。

今回の注目は、「ビットコイン強気相場 週間サポート」。ビットコインは、歴史的に重要なサポート2つを再び下回った。

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①イーサリアム対数回帰レインボー

イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析し、レジスタンスとサポートを測る指標。どの地点から測るかによってレジスタンスとサポートの水準は異なる。

(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「イーサリアム対数回帰レインボー」)

例えば、2018年1月につけた過去最高値に沿った対数回帰の線(Band8)を辿ると、今回のサイクルの天井は2万4006ドル付近になることが分かる。

現在のイーサリアムは2928ドルで推移しており、Band4(2470ドル)とBand5(4231ドル)の間にある。Band5に到達するには、現在の価格から44%上昇しなければならない。

②「ビットコイン強気相場 週間サポート」

ビットコインは、歴史的に20週指数平滑移動平均線(EMA)と21週移動平均線(SMA)がサポートとして機能してきた。ビットコイン価格は2つの平均線をサポートに反発して新たな上昇トレンドを作る傾向がある。もし価格が双方の移動平均線を下回る時、強気相場の終わりを示している可能性が高い。


(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「ビットコイン強気相場 週間サポート」)

ビットコイン価格は現在3万9681ドル時点で、20週EMAと21週SMAはそれぞれ4万3095ドル、4万2687ドルに位置している。

過去数週間、2つの重要サポートを上回っていたが、今週再び下回った。

③ビットコイン対数成長曲線

2011年1月からのビットコイン価格の推移において、レジスタンス(天井)とサポート(底)を繋げた成長曲線を引いた。赤い対数の線を超えたら「買われすぎ」、緑の対数の線を下回ったら「売られすぎ」と考えられる。

(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「ビットコイン対数成長曲線」)

現在のビットコインの”買われ過ぎ”の水準は13万2737ドルから16万9010ドルで、現在の価格と比較して+235%〜326%の乖離がある。

一方、ビットコインの”売られ過ぎ”の水準は3万2269ドルから4万1087ドル。現在の価格は”売られ過ぎ”の水準にある。

ビットコインが今後も上記の成長カーブ通りに動くという保証はどこにもないが、この成長曲線はビットコイン市場が強気相場にいるのか、弱気相場にいるのかを知る上で参考になるだろう。

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