ビットコイン調整も「クジラ」は着々と蓄積 【仮想通貨マーケット分析byクラーケン・インテリジェンス】

過去2、3日間は、ビットコインをはじめ仮想通貨相場にとって忍耐の時だった。6万ドルを突破した後、ビットコインは最大15%下落した。

突然の下落の背景には何があったのだろうか?テクニカル的な側面が一因としてあげられるが、「クジラが投げ売りしている」というFUD(悪い噂を流して不安感を煽ること、直訳は恐怖、不安、疑念)が大きかったとみられる。

下落前、複数のブロックチェーン分析業者とツイッターアカウントが、10億ドル(約1090億円)相当のビットコインが米国仮想通貨取引所ジェミナイに移動したと主張。取引所への移動は売りを意識した行動とみなされるため、このニュースは多くの仮想通貨市場参加者の不安感を煽って売りを誘発させた可能性がある。

しかし、多くのオンチェーンのブロックチェーン分析業者は組織内部での仮想通貨移動と外部への送金を混同してしまう傾向がある。実際、今回の件も、著名なブロックチェーン分析企業グラスノードによって「ジェミナイをカストディとして使う大手金融サービス業者」によるものだったと確認された。

むしろ「クジラ」をめぐる現実は逆だ。クラーケン・インテリジェンスは100BTC以上もつアドレスをクジラと定義しているが、クジラのビットコイン保有数は実際は増加している。

100BTC以上もつアドレス(クジラ)のビットコイン保有数(赤)とビットコイン/米ドル(青)

クジラは、最近の下落時にビットコインをさらに蓄積したことがわかる。例えば3月13日、ビットコイン価格が過去最高値となる6万2000ドル付近をつけた時、クジラが保有するビットコインは1166万1000BTCだった。それ以降、調整がある中でもクジラたちはさらに2万BTCを蓄積した。

今年ビットコインが調整するたびにクジラたちはビットコインを押し目買いしている。現在の市場環境下ではクジラたちはビットコイン下落を買いの機会と捉えていると考えられるため、FUDに踊らされるのは得策ではないだろう。

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