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ビットコイン相場の天井は近い・・・? 【仮想通貨相場分析 by クラーケン・インテリジェンス】

今回の強気相場はいつまで続くのか?クラーケン・インテリジェンスが、「ビットコインPi指数」、「ホドル・ウェーブ」、「ストック・フロー分析」、「グーグルトレンドスコア」という4つのチャートからマーケットのサイクルを分析する。今回は、「ビットコインPi指数」と「ホドル・ウェーブ」で動きがあった。

①「ビットコインPi指数」ビットコインPi指数は、111日間移動平均線と350日間移動平均線×2 を使ってマーケットサイクルの天井を探る方法。歴史的に双方が交差した時点がマーケットの天井となってきた。

ビットコインPi指数
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現在ビットコイン5万4559ドル時点で、111日間移動平均線は3万8182ドル、350日間移動平均線×2は3万9147ドルとなっている。双方の差は965ドルまで迫ってきており、現在のペースで進めば来月にも交差するかもしれない
ただビットコインPi指数は、交差したら必ず弱気相場に入ることを示すわけではない。

②ホドル・ウェーブ(少なくとも過去1年間移動しなかったビットコインの割合)

少なくとも過去1年間移動しなかったビットコインの供給量全体に対する割合は56%。先週比で1ポイント増加し、7ヵ月続く下降トレンドが一時停止した。先週は2020年の「暗黒の木曜日」から1周年だったことを受けて、市場参加者が日和見的に買いに走った可能性がある

歴史的にビットコイン価格が上昇するに従って動かないビットコインの割合が減る傾向がある。

例えば、前回の強気相場は、2016年1月19日にホドル・ウェーブが61.5%で頂点に到達して以降、ビットコイン価格が当時の最高値を記録した2017年12月17日までに18.4ポイント下がった。

ホドル・ウェーブ
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③ストック・フロー分析

ビットコイン のストックフロー分析によると、ビットコインは若干売られすぎの水準にある。ストックフロー率からの乖離幅は0.91(1より下は売られすぎ)の水準にあり、先週の0.9とほぼ変わらなかった。

ストック・フロー分析
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ストック・フロー率は、ビットコインの総供給量(ストック)と新たな供給量(フロー)を基に算出される。高ければ高いほど、分析対象のコモディティの希少性が増すことを意味する。
ストック・フロー率に ビットコイン 価格の推移を重ね合わせると、両者の動きがほぼ同じであることが分かる。

④グーグル検索とビットコイン

現在のビットコインのグーグルトレンドスコアは50で先週から横ばいで、3年ぶりの高水準だった先月の66から大きく低下した。

グーグル検索とビットコイン
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このスコアは、世界の「Bitcoin」グーグル検索数を価格と比較して算出したもので、急上昇したら価格が高値に近いことを示唆している。

過去最高は2017年12月に記録した100だ。

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