「アルトコインの季節」終了?ビットコインのドミナンス反転攻勢なるか【クラーケン・インテリジェンス】

仮想通貨市場全体は下落に転じた。ビットコインは3月29日以来の低水準に戻り、イーサリアムは2000ドルのサポートを下回った。 一部の市場参加者は今回の下落に意表を突かれたようだ。仮想通貨市場全体の取引高は40日ぶりの高水準である4200億ドルに到達し、20日移動平均の2600億ドルをはるかに上回った。

同時にアルトコインの保有が、痛みを伴う可能性のある行為だということを改めて痛感した日になった。
ビットコインが上下にかかわらず大きく動く時、アルトコインのパフォーマンスが悪くなることはよくある。ビットコインが上に大きく動く時、そのモメンタムを追うためにアルトコインを売ってビットコインを買いたくなるだろう。ビットコインが大きく下げる時、リスク軽減をするためアルトコインを売るという動機が働くだろう。結局、アルトコインが市場を牽引する「アルトコインの季節」は、ビットコインが静かな時に到来するのだ。
ビットコインのドミナンス
このことを念頭に入れて、ビットコインの仮想通貨の時価総額全体に占める割合(ドミナンス)を見てみよう。現在までの約1ヵ月間にビットコインのドミナンスは約63%から、2年ぶりの低水準となる55.8%近くまで下がった。このうち5%近くの下落は、「アルトコインの季節」と言われた過去1週間に起きた。
今後、ビットコインのドミナンスはどうなるのだろうか?

上記の通り、相場が再び動き出した現在、アルトコインが苦戦し始めていることは驚くことではない。今後数日間、ビットコインのパフォーマンスが相対的に改善してドミナンスが上昇する可能性もある。

ただ、テクニカル分析の視点で見てみると、長期的にはビットコインのドミナンスが徐々に切り下げられているのも確かだ。

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