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ビットコイン強気相場 ”厳しい”調整の可能性は減る一方?

ビットコインは、歴史的に20週指数平滑移動平均線(EMA)と21週移動平均線(SMA)がサポートとして機能してきた。現在、それぞれ4万1326ドルと3万7394ドルに位置している。20週EMAと21週SMAは、毎週、平均してそれぞれ1822ドル、1681ドルずつ増える傾向がある。例えば、5月1日時点では20週EMAと21週SMAは、4万8702ドルと4万4165ドルに到達すると考えられる。

仮に現在の価格(5万8786ドル ※4月7日時点)が維持されるとすれば、調整局面での下げ幅がマイナス29%〜マイナス36%の水準からマイナス17%からマイナス25%まで抑えられることになる。

(出典:Kraken Intelligence「ビットコイン/米ドル(ローソク足)、20週指数平滑移動平均線(EMA)(緑)と21週移動平均線(SMA)(赤)」)

今回もこれらの平均線がサポートとなるかは不透明だが、双方とも上昇傾向を維持しており、調整局面における下げの厳しさの度合いは低下し続けていると言えるだろう。

一方、イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析すると、イーサリアムの直近の大きなレジスタンス(抵抗線)は2700ドル付近にあることが分かる。

(出典:Kraken Intelligence「イーサリアムの対数回帰分析」)

今回の強気サイクルの天井は、どの地点から観測するかによって異なる。例えば、もし2018年1月につけた過去最高値に沿った対数回帰の線を辿ると、今回のサイクルの天井は1万5238ドルになることが分かる。

 

※本原稿は、Kraken Intelligenceの”History In The Making? – March 2021 Market Recap & Outlook”の一部を翻訳・編集したものです。

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