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NFT 初めて「ハイプ・サイクル」通過か?【仮想通貨相場分析 by クラーケン・インテリジェンス】

過去1週間はNFT(ノン・ファンジブル・トークン)の勢いの衰えが顕著となった。NFT系のトークンのリターンは2%で、DeFi系の26%、プライバシーコイン系の23%、スマートコントラクト系の20%と比べて見劣りする

下記は、NFTの売買が行われる主要10のマーケットプレイスにおける1日あたりのユーザー数、1日あたりの取引数、1日あたりの取引高(米ドル)のグラフだ。

(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「主要10のNFTマーケットプレイス 1日あたりのユーザー数」)
  • 現時点: 62,501
  • 過去最高: 177,684 (April 10, 2021)
  • 過去最高からの下落幅: -65%
(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「主要10のNFTマーケットプレイス 1日あたりの取引数」)
  • 現時点: 520,232
  • 過去最高: 1,113,187 (February 20, 2021)
  • 過去最高からの下落幅: -53%
(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「主要10のNFTマーケットプレイス 1日あたりの取引高(米ドル)」)
  • 現時点: 1930万ドル
  • 過去最高 8010万ドル (February 22, 2021)
  • 過去最高からの下落幅: -76%
NFTは確かに革新的であるが、今週、初めて「ハイプ・サイクル(過剰に宣伝された結果、期待が必要以上に高まり幻滅に至るサイクル)」を通過したと言えるかもしれない。現在は、理想を現実にすり合わせるフェーズだ。
しかし、「みんなが冷静になる期間」というのは、概して次の大きな山を作る準備をする期間でもある。昨年、「DeFiの夏」が終わった時に「DeFiが終了した」という声があったのを思い出して欲しい。
※本原稿は、Kraken IntelligenceのOTC Dailyの一部を翻訳・編集したものです。

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