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強気派の支配 見極めに必要な水準とは？【クラーケン・インテリジェンス】

4万ドルを回復したビットコインだが、上値が重い展開が続いている。ただ、テクニカル的にみると、1ヵ月続いた下降トレンドを脱し、3万ドルを目指す弱気パターンが出現したという説を無効にした。

（出典：Kraken Intelligence’s OTC Daily　「ビットコイン/米ドル（1日）」）

下降トレンド無効化によって、現在は強気派に勢いが出ていることは確かだろう。しかし、強気派の勢いを確認する上で、幾つかの重要なレジスタンスを突破するか見極める必要がある。重要なレジスタンスは、4万2000ドル、200日単純移動平均線（4万2600ドル）、そして50日単純移動平均線（4万4300ドル）だ。もしこれらの突破に失敗したら、再び3万ドルを目指す下降トレンドが形成される可能性がある。一方、ビットコインの14日RSI（相対力指数）は、6ヵ月続く下降トレンドを脱する局面を迎えている。もしレジスタンスを突破して上昇を続ければ、こちらでも新たな強気派のモメンタム（勢い）を確認できるだろう。

50日移動平均線が200日移動平均線を下回るときに出現する「デスクロス」を心配する声もある。確かにビットコインは歴史的にデスクロス後に下降トレンドに突入した例はあるが、すべてのマーケットサイクルは異なるということは頭に入れておいた方がよいだろう。

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