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ビットコイン、デスクロス形成まで1週間か【クラーケン・インテリジェンス】

ベア(弱気派)が戻ってきた。仮想通貨市場は3日続落で4万ドルを再び割れ込んだ。仮想通貨の取引高は今年最低水準に落ち込んだ。5月の凄惨な調整相場を経験した後でしばらく保合い相場が続いており、多くの市場参加者は休止モードになっているのかもしれない。いよいよ夏が始まったことも背景にはあるだろう。

しかし、20日単純移動平均線から標準偏差±2の位置を示すボリンジャーバンドによると、ここ最近で上位と下位のバンドの差が縮まっているのが分かる。


(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily 「ボリンジャーバンドとビットコイン」)

歴史的に、上位と下位バンドの差が縮小した後、ボラティリティが復活してきた。歴史は繰り返すとはもちろん限らないが、過去数週間続く保合い相場がまもなく終わりを迎える可能性を考慮しても良いだろう。

一方、テクニカル面では4万ドルと4万2000ドルの間のレジスタンスが予想通り手強いことが確認された。


(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily 「ビットコイン/米ドル(1日)」)

また、50日移動平均線が200日移動平均線を下回るときに出現する「デスクロス」が1週間以内に形成されることが予想される。デスクロスによって新たな下降トレンドが始まるかは未知数だ。しかし、ビットコインが3万ドル付近まで再び下落する可能性は排除すべきでないだろう。

短期では、ビットコインが先週末に突破したレジスタンス(約3万7000ドル)をサポートにできるかが焦点になるだろう。

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