クラーケン・インテリジェンスは、毎週、10個のチャートを更新して歴史的なビットコイン相場の天井もしくは底と、現在価格との距離を定点観測している。今回の注目は「ビットコインのSOPR」。久しぶりに節目の1を突破したことは強気相場と考えられる。
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2021年の5月と6月、仮想通貨市場は中国発のネガティブなヘッドラインの数々を目撃した。世界第二位の経済大国による仮想通貨の取り締まり強化が、ビットコインを始め仮想通貨相場全体の重しになると不安に思った投資家は少なくなかったようだ。しかし、中国による仮想通貨の規制強化は今に始まった話ではない。それを知っているベテランの仮想通貨投資家は、中国によるビットコインのマイニングに対する規制強化ニュースに動揺しなかった印象であり、後述の通り、歴史的にはそれが正しい姿勢であると考えられる。
ビットコインは3万ドルを下回って今年最安値付近に迫った後、3日連続で反発した。ただ、「最悪期を脱した」や「底をついた」といった大胆な主張を展開するのは時期尚早だ。過去に見たように、まだ調整相場のど真ん中であるかもしれないし、しばらく保合い後に上昇トレンドに戻るかもしれない。
「エルサルバドル砲」にもかかわらず、ビットコインはなかなか上昇トレンドに乗れない展開が続いている。
エルサルバドル議会がビットコインを法定通貨にする法案を賛成多数で可決したというニュースを好感し、ビットコインを始め仮想通貨マーケットは大きく反発した。新たな法律によると、エルサルバドル国民は税金の支払いや債務の返済から商品・サービスの購入までビットコインを使うことができる。エルサルバドルのブケレ大統領は、ビットコインを法定通貨にすることで銀行口座を持たない人々や自国への海外送金をしたい人々の助けになるとみている。
仮想通貨マーケットが大荒れだった5月に3%のマイナスと比較的無傷だったイーサリアム(ETH)だが、方向感が定まってきたわけではない。ビットコインのパフォーマンスを上回っているとはいえ、強気派と弱気派の板挟みになっている状況が続いている。
ビットコイン強気サイクルの天井はどこか?クラーケン・インテリジェンスは、毎週、9個のチャートを更新して歴史的な相場の天井と現在地の距離感を定点観測している。 冴えない展開が続いている仮想通貨マーケットだが、「ビットコイン強気相場 週間サポート」と「ビットコインPi指数」によると、ビットコインが弱気相場を脱出する条件はまだ整っていない。
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