ステーブルコイン供給量は増加トレンド ビットコインへの影響は?【仮想通貨マーケット分析 by クラーケン・インテリジェンス 】

過去数週間、ビットコインをはじめ仮想通貨市場は小休止をしているようですが、ステーブルコインの供給量が急増しています。ステーブルコイン全体の時価総額は、1年間で57億ドルから525億ドルまで増え、全体の供給量の最大48%にあたる280億ドル分が新たに発行されました。
ステーブルコインの供給量とビットコイン/米ドル
(青:ビットコイン/米ドル 水色:ステーブルコイン供給量)
過去1カ月を見てもステーブルコインへの需要は収まる気配がなく、バイデン政権の200兆円規模の大型経済対策案が議会を通った今、今後も高い需要が見込めると考えられます。
ステーブルコインは、仮想通貨マーケット内での価値移転手段として重宝されています。ステーブルコインの供給量が増えると仮定する場合、ビットコインやアルトコイン、デリバティブ取引、とりわけ、市場参加者がステーブルコインを”ロック”して金利を稼ぐDeFi(分散型金融)への需要も高まるとみられます。
ステーブルコインの供給量は、仮想通貨市場全体がさらに上昇するのか、保合いの局面を迎えるのかを判断する上で参考になるかもしれません。
現在のところ、上昇トレンドと考えて良さそうです。
いかがでしたか?
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