【注意喚起】暗号資産を利用した詐欺にご注意ください

インターネットやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を介して知り合った海外在住と思われる異性(軍人、医師、国連職員、船員、資産家等)と交際する過程で、本人や家族の生活費、渡航経費の送金など多種多様な名目で暗号資産の送付を求められる「詐欺」(国際ロマンス詐欺)と思しき事案が多発しています。
暗号資産の送付等取引に際しては、下記の事例に当てはまらないかをご確認いただき、少しでも不審に思われた場合、取引を見合わせることを含めて、慎重にご対応ください。
【最近の具体的な事例】
・自身の資産や高額の贈り物、家財を日本に送付するための費用や手数料の支払い要求。
・現金や高価な贈り物が、積み替え港、到着港の税関で差し押さえられ、その関税や解除金、罰金を当局に支払う必要があるとして金銭・暗号資産を要求。
・任地(紛争発生国)から日本に渡航するための航空賃を要求。
・送った貨物の保険料として金銭・暗号資産を要求。
・出張先で至急現金が必要となる緊急事態が生じ、送金を要求。
・新たなビジネスのための機械を購入したが、持っていたカードが使用できないため、機械代金の立て替えを要求。
・別れた前妻との間の子供が重病で、その入院費用と治療費を要求。
・弁護士と名乗る者から、あなたの婚約者が海外の当局で拘束されたといって、その解放のための弁護士費用を要求。
【参考サイト】
・金融庁・消費者庁・警察庁『暗号資産に関するトラブルにご注意ください!』
https://www.fsa.go.jp/news/r2/virtual_currency/20210407_pdf1.pdf
・JETRO『国際的詐欺事件について』
https://www.jetro.go.jp/contact/faq/419.html
・国民生活センター『恋愛感情や親切心につけ込む「国際ロマンス詐欺」に注意』
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen375.html